渡辺バークシャー種は江戸時代から伝わる在来種の黒豚に、渡辺近男が英国のバークシャー種を交配させ、鹿児島の純粋黒豚として繁殖させました。「渡辺バークシャー牧場」は純粋黒豚の遺伝子を唯一持っている養豚農場として、最上級の黒豚づくりを行っております。
「渡辺バークシャー牧場」グループは2023年現在、鹿児島県内及び隣接県に16農場があり、全ての豚に愛情を注げる環境で育てています。(多頭飼いをしない、酵母飼料で育成、家族経営で運営)
WBは本物の銘柄豚として「鼻ぺしゃ®︎純粋黒豚」を展開。全国の皆様へ最高の精肉をお届けします。
WBの特徴
しゃくれた顎に、鼻端が広くぺしゃんこの顔の特徴から"鼻ぺしゃ"と呼ばれています。
黒いずんぐりした体形に、足先、しっぽ、鼻先の6ヶ所だけ白いのが特徴です。
最高のお肉をご提供する為に、パンや野菜のくずなどを乳酸発酵させた、独自開発の酵母飼料を毎日与えています。
一般豚の飼育期間は約6ヶ月、かごしま黒豚は約7〜8ヶ月となります。
WBは9〜10ヶ月時間をかけて育てます。酵母飼料でゆっくり育てる事でおいしくなります。
誕生から出荷までの期間
WBは、きめ細やかな肉質で風味が良いのが特徴です。他と比較して、甘みを感じる旨味(グルタミン)が多い豚肉です。食感としては歯切れが良く、柔らかいうえに弾力に富んでいます。また、保水性が高く脂肪繊維の水分保有量が少ないという特徴の為、肉質がしまりジューシーな食感を味わえます。
出典:日本食品分析センター/鹿児島県畜産試験場
鹿児島伝統の黒豚は、江戸時代から伝わる鹿児島の在来種にイギリスのバークシャー種を掛け合わせた豚です。
顎がつきあがり、鼻がしゃくれあがっています。
この顔の特徴から“鼻ぺしゃ黒豚“と呼びます。
肉の力強く奥深い旨味、脂肪のとろけるような甘味。
これが鼻ぺしゃ黒豚の特徴です。
牧場創設者 渡辺 近男 |1936~2021没|
1936年2月6日 鹿児島県枕崎市生まれ。
1971年欧州の養豚を視察し、日本との成育思想の違いに感銘を受ける。
愛情を掛けストレスを排除した環境の養豚こそ、高品質につながると確信する。欧州のように風土特性を活かした「有畜農業」を実践するべく、1972年(株)渡辺バークシャー牧場の原型を立ち上げる。
度重なる苦節にも、強い信念で品質重視の黒豚を造る様子がNHK「鹿児島黒豚復活」として取り上げられ多くの支持が集まる。世界に通用する「鹿児島黒豚復活」に生涯をかけ情熱を注いだ。1984年、全日本豚共進会名誉賞受賞。
→ https://www.umai-mon.com/user/collection/2152
dancyu元編集長
町田 成一より
渡辺バークシャー牧場と言えば、鹿児島伝統の黒豚を現代に復活させ、その美味しさを全国に知らしめた中興の祖として名高い生産者です。私もこの20年ほど、鹿児島に行くたびに百貨店の山形屋で買って帰るのを楽しみにしているものです。 近年、黒豚の産地も全国に広がりを見せています。渡辺バークシャー牧場に追いつけ追い越せと切磋琢磨をする生産者も増えています。
今回、鹿児島と中部地方と関東地方の5種類の黒豚を食べ比べる機会に恵まれました。餌の内容や飼育環境の違いもさることながら、改めて血統により肉質と味わいに違いが出ることがよくわかりました。 肉の力強い旨みと、脂肪のとろけるような甘み。 これが黒豚の特徴です。その意味で渡辺バークシャーの純粋黒豚は、自信をもっておすすめできる黒豚だと確信しました。
渡辺バークシャー牧場では、脂のことを「白身」と呼んでいます。純粋黒豚の脂の融点は、なんと28.4℃という低さ。手のひらにのせると体温で溶けてしまうほどです。純粋黒豚の白身は、驚くほどにあっさりで、コクのある甘みを楽しめます。 純粋黒豚の白身は格別です。白身の舌ざわりがなめらかで、口の中でスッと溶けていきます。あっさりとしているので、もたれずに食べ進められます。まろやかな甘みが余韻として残ります。
純粋黒豚の赤身は、他の豚肉と比べると色が濃いのが特長です。まさに赤身です。香りが豊かで力強い旨みを感じます。 鹿児島伝統の黒豚は、江戸時代から伝わる鹿児島の在来種にイギリスのバークシャー種を掛け合わせた豚です。顎がつきあがり、鼻がしゃくれあがっています。この顔の特徴から“鼻ぺしゃ”とも呼ばれています。渡辺バークシャー・純粋黒豚はまさにこの黒豚で、肥育期間は他の豚よりも長い9〜10か月。餌は各牧場で乳酸発酵させたパンを主体に与えていることが特徴です。
バラ肉は、とくに甘みが強い部位です。
にもかかわらず、くどさは皆無で、後味はすっきりとしています。肩ロースは、白身と赤身の良さを一挙に味わえます。白身のきれいな甘みと赤身の濃い旨みを堪能できます。 リブロースとは、背ロースの中でもとくに脂の多い部位です。その肉質は、きめが細かく、やわらかで、きれいなピンク色をしています。一口食べると香りの良さが感じられます。上品です。 シャトーブリアンはヒレ肉の中心部です。肉質は極めて繊細です。厚切りにすることで、中に肉汁が閉じ込められ、しっとりと仕上がります。 ロースは、純粋黒豚の素直な肉の旨みを楽しめます。とんかつで肉の旨みを楽しみたい部位でもあります。純粋黒豚のロースは脂肪がほどよく入っていて、優しい甘味を感じます。
®︎︎小学館 「美味しんぼ」 作/雁屋 哲 画/花咲アキラ
83巻「最高の豚肉 前編」より抜粋
お客様の声
2007年に広尾・天現寺交差点近くにオープンし、こだわりの豚肉を肉の旨みをのがすことのないよう、卓越した技術で焼き手がご提供するスタイルは当時から今もなお続く、もぐりのオリジナルスタイル。
渡辺バークシャーの豚肉は、旨み成分のアミノ酸含有量が多く繊維が細かいため、きめ細やかで保水性が高く弾力があるのが特徴。にもかかわらず、口あたりが軽やかでさっぱりしているため、いくらでも食べられる!とお客様からも多くのお声をいただいております。
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